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LUNAWOOD社工場訪問

フィンランドにあるLUNAWOOD社加工工場を訪問いたしました。

急成長を遂げるLUNAWOOD社

2002年に設立されたLUNAWOOD社は、木材の熱改質における革新的なパイオニアであり世界的なサーモウッドのマーケットリーダーへと成長。
 
近年大幅な成長を見せており、Archievers 2016-2020認定も受けています。本認定は、主要な数値の比較に基づきフィンランド国内の全企業において優秀企業としてランク付けされ、各自の業界内でその座を5年連続維持している企業にフィンランドの経済紙<Kauppalehti>より贈られるものです。
 
現在、フィンランド国内に本社をラハティに、生産工場をイーサルミ、カスキネン、ヨエンスの3拠点。同社の地位は、高品質の製品、信頼できるカスタマーサービス、そしてプロフェッショナルな従業員に基づいています。

整然と管理された敷地内

加工時に出たおがくずは燃料に。自然環境への配慮も万全。

敷地内は加工前の材木が整然と並び、管理が行き届いていました。同じく敷地内には、加工時に排出されたおがくずを燃料とするタンクもあり、高い環境への配慮が貫かれています。

サーモウッドの外装材を使用。

壁面にサーモウッドの外装材を使用した施設。数種類の組み合わせが印象的。
 

「木材」から「サーモウッド」へ・・・

機能的な熱処理施設!

木材を滑車付きの荷台に載せて熱処理施設内へ。
荷台に載せたまま熱処理をされて『サーモウッド』となり、木材が入れた方向の逆側の出口からまっすぐに出てくる仕組み。

熱処理について

熱処理時間は木材の大きさにより異なるが、デッキ材であれば40時間程度。
意外なことに、短時間で熱処理加工した方は木にはやさしくダメージが少ないとされています。
また、212℃まで上げ加熱し、木材の水分を0%まで下げてから今後は蒸気で水分を5%まで戻します。
乾燥しきった水分0%の状態よりも5%ほど水分がある方が強度が出るからだそうです。

しっかり目視!

ポイントごとにしっかりと目視!
サーモウッドは深い飴色のため、機械のみでは品質確認しきれないので、ポイントごとに担当者が日々目視し高品質を管理しています。

完成したデッキ材がこちら!!

美しい飴色と「バタフライノッティ」が特徴です。

美しい飴色は加熱処理による自然なもので、無塗装状態です。そのため、どの部分でカットしても同じ飴色に。
そして、円状ではなく蝶のように斜めに左右対称に表れる節は「バタフライノッティ」と呼ばれているそう。

デッキ材の他にも・・・

外装材・内装材、3Dパネルも人気です。

Nor.t.hでは現在デッキ材のみのお取扱いですが、LUNAWOOD社では外装材や内装材、3Dパネルも人気商品です。ケミカルフリーで余計なものを含まず、有害物質が発生することがない安心安全なサーモウッド。今後さらに需要は高まることが予想されています。

人気カフェで採用されたパネル

フィンランドの有名なチョコレートメーカー「Fazer」のカフェで採用された3Dパネル。室内のアクセントになります!

窓枠にもサーモウッド

窓枠などの建具への加工も需要があります。
熱加工により水分を吸収しづらくなるため、高い寸法安定性と断熱性があり、建具への加工は最適。

工場訪問を終えて。

実際に現地工場へ訪問し、製品を確認しながら製造工程を見学、ご説明いただいたことによって、環境意識が高まる現状において、ケミカルフリーの安全性と熱処理による寸法安定性があるサーモウッドがヨーロッパを中心とした世界各国で高い人気を獲得していることを心から納得いたしました。今後、日本における更なる人気が予想されます。
 
Nor.t.h
〒047-0261
北海道小樽市銭函2丁目54-9
TEL:0134-61-7181
FAX:0134-61-7189
 
 
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