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ログハウスは動く?
2018-11-17
オススメ
木は切られた後も生きているとよく言いますが、その表現が正しいかは、ひとまずおいておいて、、、
Nor.t.hショールームのログハウスが完成した今年の春から、ちょうど半年ほどたった今を、見たまんま、感じたまんまで少しお伝えしたいと思います。
↑これが5月25日ログ完成ほやほやの写真
↑これが今日のショールームの様子。
特に大きな違いはない。
近くで見てみよう。
↑南側の太陽の光を毎日いっぱい浴びた外部のログ材小口。
実は小さなひび割れがたくさんあります。
↑こちらは室内の陽のあまり当たらないログ材小口。外部と違いヒビはほとんどなし。
外部の小口を見ると、こんなにヒビが入ってて大丈夫なの??と思われるかもしれませんが、大丈夫なのです。家の強度が落ちたり、隙間風が入ったり、雨水が染みたり、、ということとは関係ありません。
でも、メンテナンスはとても大事です。紫外線や、雨風から木を保護するため、外部は3年から5年が塗料の塗り替えの目安になります。(環境・塗料の種類によりますが)
木は、乾燥して縮んだり、湿気を吸収して膨張したりを繰り返し、反ったり、ヒビが入ったり、形状を変化させます。それにより、実際に木を組んで壁にしているログハウスは、施工後数年は、ログ自体の高さが下がるセトリングという現象が起きます。設計もこの現象が計算されているので、例えば窓枠は、セトリングスペースという余裕が設けられ、隙間は断熱材なので埋めます。ログ自体が下がってきても窓がスムーズに使用できるよう、計算されています。
↑施工途中の窓枠の様子
物質は必ず劣化していくので、住宅も、どんどん価値が下がっていってしまうと考えがちですが、日本の歴史的建造物から見ても、木材は、時を経て、価値が上がるものもあります。メンテナンスに手間が少しかかるかもしれませんが、その分愛おしくなり、木もいい味を出してきます。
たった半年ですが、毎日観察して、たまに小さな変化を発見する。それがとても楽しい。
あと、何より、とても快適です。ぜひ、体感しに来てください。
そんな久々のご報告でした***
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*Nor.t.hショールーム*
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